年齢 | 30代 |
性別 | 女性 |
職業 | 立ち仕事 |
主訴 | 呼吸が辛い・腰痛 |
主訴:医療面接
秋から冬にかけての気温変動が安定しないためか身体がなんとなくだるく、風邪をひいているような感じもするが、咳や鼻水などの風邪症状はない。
呼吸が浅くなっているような、何となく吸いにくい。
右腰にも痛みがある。特に腰掛けていて左手を伸ばした時に右腰に痛みを感じる。
視診・触診
- 腰掛けている姿勢を後方から観察すると、わずかに体幹が右へ傾き、背中でもたれ掛かる様な姿勢。
- 頭部がやや前方位。(顎を突き出すような姿勢)
- 脈診:右に乱れている部位がある
- 呼吸を確認すると呼気が優位になっている
- その他
施術内容
①呼吸に関係する経絡の経穴に刺鍼
②消化に関係する経絡の経穴へ施灸
③胸郭の動き、右股関節の動きに関わる筋肉・横隔膜の治療
まとめ
鍼は細いものを使用しました。
『お灸じゃないのに温かい。ポカポカする』と驚かれていました。
治療前、途中、後に脈のチェックを行うと明らかに状態が落ち着きました。
乾燥しやすい季節に肺が影響を受けていたようです。
呼吸をするために重要な横隔膜は、一部胸椎に付着しており、付近には呼気に関わる筋肉もあります。
胸椎の動きも悪くする可能性がありますので背部にも鍼治療をしました。
体幹の右方向への傾きも呼吸に関わる筋肉の影響が大きく腰痛に繋がっていたと考えられます。
※施術の回数・頻度・経過には個人差があります