痛みって何?
人は誰でも痛みを感じます。誰もが知っている痛みを心地よく感じる方は居ませんよね。
なぜ痛むのか、痛みって何なのかを知る事で今までよりも少しだけ、痛みとの向き合い方が変わるかも知れません。
痛みにも役割がある?
実は痛みにも大切な役割があります。
痛みを感じる事で、身体の異変や異常に気付く事が出来ます。
すると、もうそれ以上の無理をしないでおこう。身体を休めてぐっすり眠ろう。というように、危険から身を守るための警告の役割があります。
急性痛がそれに当たりますが、痛みにはもうひとつ。これとは違う仕組みで起こっている慢性痛があります。
急性痛と慢性痛では、痛み方の仕組みが違うんですね!
痛みの種類
痛みの種類は、その原因や部位、性質によって多くの分類がされます。
- 原因による分類
- 痛みの部位による分類
- 痛みの性質による分類
- 急性痛と慢性痛の分類
- 自発痛か誘発痛かの分類
- その他
難しくなるので詳しいお話は置いておくとして。
痛みの影響
痛みがあると、人の生活にはどんな影響があるのか見てみましょう。
痛みは上記以外にも皆さんの生活の質に多くの悪影響を与えてしまいます。
痛みは人に理解してもらいにくい
そして、痛みの厄介なところのひとつに
『自分の痛みは人に理解してもらいにくい』ということがあります。
仕事や家事、スポーツの試合等がからんでいると
- それくらい我慢できないの?
- すぐ痛い痛い言うてるな
- さぼりたいのか?
- 病院ではどこも悪くないって言われたんちゃうんか?
このような事を言われたり、耳にした方も居られるかも知れませんね。
痛みは心の問題なのか?
痛みの感じ方は人それぞれです。
痛みを感じやすいことは、決して心が弱いわけではありません。
確かに『気持ち』はとても大切な要素ですが、痛みがある事によって気持ちの持ち方にも強く影響してしまいます。そして、その気持ち、心は脳の活動によって感じています。
辛い時には気持ちもアガらん
痛みの原因がはっきり分からないものに対しては『心因性』と表現されていましたが、近年では脳の活動(身体活動に対する認知機能)が影響していると言われています。
感情や記憶の活動に関係しているところに影響しているそうですよ
警告の役割を持つ急性痛は、その『原因』例えば病気やケガ、炎症などが治れば痛みは消えていきます。
しかし、適切な治療がされなかったり、我慢をしていたりで放っておいてしまったものは慢性痛に移行する事があります。
慢性的な痛みは、自律神経のアンバランス(交感神経の緊張)や運動神経の興奮を起こします。
これが繰り返されているのが、痛みの悪循環です
計画的にしっかり行いましょう
痛みの程度、感じ方、原因。痛みは本当に人によって様々です。
施術の頻度や回数、必要な運動の負荷の量なども違います。
改善の経過も勿論バラバラです。
しっかりと計画的に、焦らずに改善を目指しましょう。